リスニングを上達させる「ディクテーション」の実践方法

英語のネイティブの音声を朝起きてラジオをつけ「NHKラジオ英会話」を流し、雑音が入る音声をカセットテープに録音、それを「ウォークマン」で再生、リスニングしていた世代は、リスニングが苦手という人が多いようです。
最近では、インターネットの普及により英語の音声が気軽に入手できます。しかしながら、他のスキルと同様でリスニング用のトレーニングをしないことには上達していきません。今回の記事ではリスニングのトレーニング方法を紹介します。


photo credit: listening_solo via photopin (license)

ディクテーション

リスニングのトレーニング方法で、英語の音声を流し、聞こえたままを書き出すのが「ディクテーション」です。リスニングのコツや参考書を紹介します。
用意するのは、下記のみです。
・英語の音声つきスクリプト
・ノート、鉛筆、赤ペン(タイプ内が得意な人は、Word)など

初級の人は、TOEIC公式問題集のリスニングセクション写真描写問題など、短めのものをから始めましょう。

トレーニング方法としては、1つのスクリプト×3回再生を目安に、ステップ1から5までの流れがあります。

 

◆ステップ1
音声を再生し、音声を頭に残せるところでストップさせます。

◆ステップ2
ノートに鉛筆で、あるいは、Wordにタイプしていきます。
聞き取れない、または文字にできない箇所は、空欄にしたまま「再生」「止める」「書きおこし」を繰り返していきます。この要領でスクリプトの最後までディクテーションを終えます。

◆ステップ3
最初から再生します。2回目のディクテーションは、「聞き取れなかった」、あるいは「書き出せなかった」ところを中心に、聞き取りを行っていきます。

◆ステップ4
再度、最初から再生します。3回目の再生となるので、最終チェックです。全体を通して音声を流します。

◆ ステップ5
スクリプトと見比べながら、自分で赤ペン採点をします。最終チェックをして赤ペンになった場所、つまり聞き取れなかった箇所は文法が弱い、または知らない単語のはずです。参考書や辞書等で調べてみましょう。

音声やスクリプトはインターネットからも無料で入手出来るものが多いですが、おすすめのディクテーションの本は下記のものです。

◆ゼロからスタートディクテーション

ディクテーションが初めての方にもわかりやすく説明してあり、ディクテーションの入門書として使える一冊です。

 

音が消える、つながる!?

ディクテーションのトレーニングを行っていると発音されるはずの音が消えたり、単語の発音がつながることがあります。例えば、子音字+子音字が重なると音が消えたり、1番目の単語の最後の音と次の単語の1番最初の音がつながったり、[t]の音は発音されず続く語によって、「ラ」と聞こえたりすることがあります。

クリスマスになると、まちで必ず耳にするWHAM!のLAST CHRISTMASを例にあげてみましょう。

歌詞の一部をカタカナで書くと、

ラァース クリスマス
Last Christmas♪

アイ ゲェビュゥ マイハー
I gave you my heart♪

バッ ザ ヴェリーネクス ディ ユ ゲイビィラウェイ
But the very next day you gave it away♪
~歌詞 ワムLAST CHRISTMASより~

このように発音されるはずのものが消えたり、音がつながることで別の発音になることがあります。洋楽が好きであれば、一度ディクテーションで書き起こしてみるのもおすすめです。

音の連結などについては下記の本に詳しい解説があります。
・新装版 耳慣らし英語ヒアリング2週間集中ゼミ

「ディクテーション」は、同時通訳学校に通うような上級者でもトレーニングしている方法ですので是非用いてみてください。リスニング力だけではなく、英語の総合的な力がアップします。

 

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